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日本海に浮かぶ離島での、のんびり見えて実はけっこう忙しい日々。徒然なるままに書き綴ろうかと思ってます。
比較の幸せ


寒い日が続きますねぇ。
2月に入ってしばらく、暖かかったせいもあり
再び訪れた冬の寒さがいっそう身に凍みます。

さて、そんな時に読む最適な本が「長い冬」
これは、「大草原の小さな家」シリーズの
主人公ローラがだいぶ大きくなった頃の話。
内容は、とにかく長くて厳しいひと冬の話です。
その年の冬、激しい嵐が続き、線路も埋まって
汽車が冬の間中、動かなくなります。
小さな街には物資が何も来なくなり
人々は蓄えてあった食料を何とか食いつないで
春まで生き延びる、というお話(ツラい)
ないのは食料だけじゃないのです。
ストーブ用の石炭がなくなり、干し草をよって棒にして燃したり
石油が足りないのでほんの小さなランプだけをつけ
暗くなったら寝る生活(本当にツラそうだ)

そんなローラたちの暮らしに比べて
我が家には食料もいっぱい!
ストーブだってコタツだってつけ放題!
テレビだって夜更かしして見ることができる、
まさにパラダイスな生活~

たかだか寒いだけで文句言ってちゃダメよね~、って思うのです。

こんなふうに他人の大変さと比較して
自分が幸せだな、と思う方法、
“他人の不幸は蜜の味”ってわけではないけど
けっこう有効だと思います。

先日も同じ方法で、隠岐はものすごく便利な場所だ
という結論を導き出しました。

比較対象はまず小笠原諸島、
フェリーが1週間に1便くらいしかないんですって!
それに比べたら、1日2往復も船便がある
隠岐ってチョー便利!

そして最近見つけた第2の比較対象、トリスタン・ダ・クーニャ。
この島、南大西洋に浮かぶ有人島なのですが
なんと唯一の船便は、南アフリカからの貨物船
それも年に10往復のみ!(片道8日の道のり)
つまり、店がないからAmazonで注文したとしても
商品到着は年に10回の貨物船待ちになると…
フェリシモで服を頼んでも
届く頃にはシーズン終わってるかも…

この島に比べたら小笠原諸島だって充分便利。
ましてや我が隠岐諸島なんて都会並みに便利
というわけです。

比較しても別に、トリスタン・ダ・クーニャのことを
バカにしてる、というわけではなく
敬意を込めて驚いて、同時に我が島のフツーさに気づいているのです。

世界にはすごい所や生活がたくさんあるんですね~

とはいえ買い物に関してはやっぱり不便な島暮らし。
ただいまの懸案は、次女の小学校入学準備を
早くしなければならないこと。
ランドセルや鉛筆を買うのに、2泊ぐらいしなきゃいけないなんて
やっぱり不便だな~
あ~、冬も早く終わらないかな~

写真は先日食べた初物の岩カキ。
まだ身があまり太っていませんが
その分淡白で美味しかったです。
春になったら岩カキ出荷の忙しい日々がやってきます。
そうなったら、余所と比較して我が身の幸福を噛みしめる
なんて悠長なこと、していられなくなります。

コメント
この記事へのコメント
ささやかな幸せ
私は毎晩、暖かいお布団で寝られることに幸せを感じてるよぉ~♪
2011/02/15(火) 20:53:34 | URL | あっこ #-[ 編集]
Re: ささやかな幸せ
<あっこちゃんへ>

 そうだね、結局は美味しいご飯を食べて
しゃべって笑って、暖かい布団で寝られることが
幸せだね~
 グチなんて言ってる場合じゃないぞ~!

2011/02/16(水) 18:52:38 | URL | tomatona #-[ 編集]
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